<いまさら聞けないキーワード>サプライチェーンマネジメント(SCM) – BCN Bizline

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〈一般的な解釈は…〉サプライヤーからユーザーまでの商品供給の流れを管理すること、またはその情報システム。

 サプライヤー(製造業者)とユーザーの間の商品供給のプロセスには、部品調達から始まって、製造・流通・販売といった連鎖(=サプライチェーン)がある。SCM(供給連鎖管理)の目的は、サプライチェーンに関わる複数の企業が相互に情報を共有・管理することによって、製造・流通・販売の一連の活動を効率化して、コスト削減や顧客満足度の向上を図ることにある。IT業界では、情報共有・管理のために構築するシステムを指している。

 製造業などあらゆる業種でサプライチェーンが複雑化してきたことによって、一つの企業が単独でサプライチェーンを管理することが難しくなり、情報システムを用いたSCMが普及してきた。

 企業は、SCMを採用することで、納期の短縮や欠品防止、在庫の削減など、経営上でのさまざまなメリットを享受する。その反面、企業間の依存度が強まり、情報の共有・管理に問題が発生すれば、大きな損失を蒙る危険性がある。スポーツ用品メーカーのナイキが、SCMシステムの誤った判断によって、ニーズの少ない商品の生産を過剰に発注し、ニーズの高い商品を過小に発注してしまったという事例がSCM導入の失敗例として有名だ。このミスによって被ったナイキの損失は、およそ1億ドルに及んだという。

 今回の東日本大震災でも、材料や部品を生産している企業の工場が被害を受けたことが製造業や流通業のサプライチェーンに深刻なダメージを与えた。例えば、トヨタや日産など自動車メーカーが、部品調達が困難なために工場の稼働を一時的に休止せざるを得ない事態となったりして、SCMに大きな支障が出ている。








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