米西部に熱波―デスバレーでは世界最高気温56.7度近くに – ウォール・ストリート・ジャーナル日本版

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 米西部では28日、カナダやメキシコとの国境までの広い地域に近年例をみないほどの熱波が押し寄せ始めた。

 気温は各地の最高気温に迫る勢いで上昇することが予想されており、カリフォルニア州デスバレーでは世界最高気温56.7度(セ氏)が更新される可能性もある。気温上昇を受けて、市民に水分補給などを呼び掛ける注意報も発令された。

 28日のデスバレーの予想最高気温は52.2度で、1913年に当地で観測された世界最高気温の56.7度に迫った。週明け7月1日の最高気温は53.9度まで上昇する見込みで、通常の今の時期の気温より約8.3度高い。ソルトレークシティーの米国立気象局(NWS)の気象学者、ロジャー・ラモニ氏は記録更新にはそれほどの時間はかからないだろうと述べた。

 NWSによると、アイダホ州ボイジーでは気温は来週初めまでに41.7度まで上昇すると予想されている。 ネバダ州ラスベガスの予想最高気温は47.2度で、1940年に観測した6月の最高気温46.7度を上回り、同市の過去最高記録に並ぶとみられている。

 カリフォルニア州フレズノの来週初めまでの予想最高気温は43.9度で、2010年につけた過去最高気温42.2度を上回るとみられている。ユタ州ソルトレークシティーでは今月29日に気温が40度まで上昇すると予想されている。1961年に観測された同市の過去最高気温38.9度を更新しそうだ。

 「外はひどい暑さだ」。アリゾナ州フェニックスのエース・ホーム・サービシズのマネージャー、デービッド・サンダース氏は28日、エアコン修理に飛び回った。フェニックスでは気温が1990年のこの日につけた最高気温の47.8度まで上昇すると予想されていた。サンダース氏は午前中だけで30件のエアコン修理の依頼があり、修理に出向いたと話した。例年の今の季節であれば、サンダース氏が受ける修理の依頼は1日で30件だという。

 米西部の熱波は2007年以降で最も広い地域を襲っている。気象学者は熱波の原因として、太平洋東部で発生した熱帯性の大気の乱れから温かい空気が流れ込み、それによる過熱で気圧の峰が形成されたことを挙げた。気圧の峰は来週初めまでに消滅すると見られており、米西部の気温も通常の水準に戻るという。

 公衆衛生当局は28日、注意報を発令し、市民に対して屋内にとどまり、できるだけ多くの水分をとるよう呼び掛けた。






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