DeNA・ラミレス監督に見る「組織を動かす力」 – 読売新聞

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 もしも、あなたが「チーム」を率いる指揮官だったら? ビジネスにおけるチームでも、スポーツにおけるチームでも構わない。指揮官であるあなたに託されたミッションと条件は以下の通りだ。

 【ミッション】当初の目的(通常、ビジネスであれば成功、スポーツであれば勝利)を達成するためのチームを構築する。

 【条件】〈1〉経営資源(ヒト、モノなど)を獲得、創造する資金は潤沢にあり、あなたの一存で自由に使えるものとする〈2〉実戦準備に使える期間は3か月間で、4か月目からはすぐに実戦期間に入る。

 ここで、次のような選択をする方もいるだろう。「潤沢な資金をふんだんに使い、外部から“スーパープレーヤー”をたくさん集めてくる」。無論、それは一つの方法ではあるが、組織論の立場から言えば、賢い手段とは言い難い。理由は簡単だ。“スーパープレーヤー”を集めても、チーム力がアップする保証はないし、そのような手段は中長期的に見ると、プラスになることは少ないからだ。

 読者の皆さんが所属している「チーム」は、うまく機能しているだろうか? 仕事帰り、街中の飲み屋で、指揮官の日頃の判断や言行に対して、愚痴をこぼしている方も少なくないのではなかろうか。

 言わずもがなだが、ビジネスの世界では、不健全なチームは健全な状態のチームとの競争に敗れ、市場から淘汰(とうた)される確率が高い。東京商工リサーチの調査によると、2015年の全国企業倒産件数(負債総額1000万円以上)は8812件。1日当たりに換算すると約24社が倒産したことになる。無論、淘汰される原因は様々だが、淘汰されたことによって、そこにかかわっていた全てのステークホルダー(従業員、株主、取引先など)にネガティブな事象が起きることは容易に想像できる。そうならないために、「チーム」は健全であり続けなければならないのだ。






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