東芝のメモリー事業、その価値はいくら? – 日経テクノロジーオンライン

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 2017年2月14日に予定されていた東芝の決算発表(2016年4~12月期)が延期された。同日、東芝は決算発表に代えて、全社事業の現状と見通しに関する説明会を開催。今後の対策にも言及したが、全体的にネガティブな内容が多く、その後も株価は低迷を続けている。

 財務基盤の強化については、事業売却や外部資本の導入などさまざまな選択肢が議論されているようだ。特に、主力事業であるメモリー事業の分社化と外部資本導入の可能性に注目が集まっている。以下では、東芝の半導体メーカーとしての側面に着目し、世界の大手半導体メーカーと比較しながら、同社が置かれた現状を分析したい。

 IHSが推定した2016年半導体売上高ランキングトップ10(速報値)を図1に示した。首位の米Intel社、2位の韓国Samsung Electronics社の順位は前年から変動しなかったものの、2015年に3位だった韓国SK Hynix社が5位に落ち、同4位だった米Qualcomm社が3位に順位を上げた。

図1●2016年の半導体売上高ランキングトップ10(速報値、出所:IHS Markit Technology)

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 4位には米Broadcom社が食い込んだが、これは旧Avago Technologies社と旧Broadcom社が経営統合した新会社の売り上げによるもの。Qualcomm社とほぼ肩を並べる存在になったものの、Qualcomm社はオランダNXP Semiconductors社の買収を既に発表しており、2017年のランキングでは再びQualcomm社が差を広げそうだ。

 では、東芝はどうか。2016年のランキングは前年と同じ8位を維持した。現在に至るまで半導体売上高でトップ10を維持している日本メーカーは東芝だけであり、同社に続く日本勢としてはルネサス エレクトロニクスが15位、ソニーセミコンダクタが17位に位置している。






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