青春18きっぷをおトクに使う方法 – マイナビニュース

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この春も、青春18きっぷ発売の時期がやってきた。「青春18きっぷ」とは、JR各線の普通・快速列車、BRT(バス高速輸送システム)、JR西日本宮島フェリーに乗り放題のきっぷだ。価格は1万1,850円。1回あたり2,370円で、1日乗り放題だ。春の有効期間は3月1日から4月10日まで。なおこの間、3月4日にダイヤ改正が行われる。

では、このきっぷをどうやっておトクに使うのか。

青春18きっぷをおトクに使う方法

まずは1日あたり2,370円という値段を考えてみたい。東京駅からは、120キロから140キロまでが2,270円、141キロから160キロまでが2,590円となる。

となると、141キロ乗ればいい。東海道本線なら吉原(富士の一歩手前/静岡県富士市)、中央本線なら塩崎(甲府より少し先/山梨県甲斐市)、東北本線なら矢板(黒磯より東京寄り/栃木県矢板市)まで片道乗れば、元が取れてしまうという計算になるのだ。

もちろん、この程度の移動ならばそれほど時間はかからない。普通列車だけで乗り継ぐなら、朝に東京駅を出発し、夜には大阪駅にたどりつくこともできる。

青春18きっぷは、普通・快速列車のみ有効なきっぷであるという性質を持つ。その性質を考えてみると、普通列車が多く高頻度の運転をしている区間であり、かつ乗り継ぎもいい区間を移動することがおトクな使い方だとわかる。もちろん、そういったところは幹線で大都市間ということになる。

たとえば東京から大阪へ行くことを考えよう。東京から大阪までは、普通列車では8,750円。6,380円おトクになる。この区間、人口密集地帯とあってか、普通列車の本数も多いのだ。

きょう現在のダイヤの時刻表(それでも3月3日までは有効)で行程を調べると、東京駅を9時08分に出発し、熱海、静岡、浜松、大垣、米原と乗り継いで、大阪には18時50分に着く。静岡県内が各駅停車ばかりでつらいものがあるが、東京周辺、名古屋周辺、大阪周辺は快速運転の列車も多く、そういった列車に乗っていくと早く目的地に到着することができる。

また臨時の夜行快速「ムーンライトながら」を利用すれば、夜に東京駅を出発し、九州までたどりつくことも可能だ。この場合、東京から日付変わって最初の停車駅である小田原までのきっぷは別に買っておく必要がある。

たとえば、大阪から博多(9,610円)、東京から仙台(5,940円)、東京から松本(4,000円)といった普通列車の多い路線を利用するなら、このきっぷはたいへん便利である。ただし、東京から新潟(5,620円)に向かう場合は、群馬県と新潟県の県境で普通列車の本数が少なくなるので、ご注意を。

青春18きっぷで気をつけたいこと

本数の少ないローカル線や、地方路線などを使用する際には、列車の本数が少ないので乗り継ぎをよく確認して乗ろう。その際には、ネットやスマートフォンの時刻検索ではなく、紙の時刻表を使って上手な乗り継ぎを考えていこう。

また、JR各社のホームページや、青春18きっぷに添付されている注意書きにある、新幹線と並行した第三セクターを利用する場合の規定は、よくチェックしておこう。通過するだけならいい場合や、途中下車駅が限定されている場合もある。大半は利用できない。

他にも、青函トンネルを北海道新幹線で利用できる「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」(2,300円)もあるが、乗り継ぎの条件はかなり厳しい。

普通列車の旅は案外疲れる。ペットボトルのお茶やスポーツドリンクで水分を取り、体調を整えながら旅行をすることも必要だ。路線によっては、普通列車グリーン券も別料金で使用可能なので、その利用も検討したい。駅そばや駅弁、駅内コンビニでの食料調達も考えながら移動したい。

途中下車は自由。どこか大きな駅で降り、駅前のカフェなどで休憩をしてから、また乗っていくというのもいい。

無理はせず、体調を整えながらのんびりと乗っていくのが青春18きっぷの旅のコツだ。1日あたりの金額を超えれば、それでOKと考えてもいい。

春・夏・冬と青春18きっぷは発売される。このきっぷを上手に使って、よい旅行をしてほしい。

※価格はすべて税込

著者プロフィール: 小林拓矢
1979年山梨県甲府市生まれ。早稲田大学卒。フリーライター。大学在学時は鉄道研究会に在籍。鉄道、時事社会その他についてウェブや雑誌・ムックに執筆。単著『早大を出た僕が入った3つの企業は、すべてブラックでした』(講談社)。ニッポン鉄道旅行研究会『週末鉄道旅行』(宝島社新書)に共著者として参加。

※写真と本文は関係ありません

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