「アリオ松本」今秋閉店 セブン&アイ方針 – 信濃毎日新聞

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 流通大手セブン&アイ・ホールディングス(東京)が、松本市の松本駅前で傘下のイトーヨーカ堂(同)が運営する商業施設「アリオ松本」について、今秋閉店する方針を固めたことが27日、関係者への取材で分かった。苦戦が続くヨーカ堂は不採算店を整理しており、同店も収益改善が見込めないと判断したとみられる。市中心部では今秋、競合の流通大手イオン(千葉市)傘下のイオンモール(同)が大型商業施設「イオンモール松本」を開業する予定で、商業地図が大きく塗り変わる。

 アリオ松本は総合スーパー「イトーヨーカドー松本店」を核店舗に、生活雑貨店「ロフト」、ベビー用品店「アカチャンホンポ」など20店ほどが入る。同じセブン&アイ傘下で業績不振のそごう・西武(東京)が出店していた紳士服店と婦人服店が1月末に閉店。同時期に別の婦人服店なども閉めたが、新テナントを入れず、既存店の売り場拡大で補っていた。

 アリオ松本が入るビルは地上7階地下1階で、アルピコホールディングス(松本市)傘下のアルピコ交通(同)が所有する。前身の松本電鉄が1978(昭和53)年に建設。ヨーカ堂が同年、地上6階〜地下1階にイトーヨーカドー松本店を開業し、96年にエスパ松本店、2011年にアリオ松本に改称、改装した。売り場は約9900平方メートル。

 多様な流通事業を展開するセブン&アイは、コンビニのセブン―イレブンが好調な一方、総合スーパーは、カジュアル衣料品店の「ユニクロ」など専門店に押されて収益が悪化している。15年10月には、ヨーカ堂で全店の約2割に当たる40店を20年2月までに閉鎖する方針を発表。「選択と集中」を掲げ、構造改革を急いでいる。

 アリオ松本の閉店についてセブン&アイの広報センターは「社内で協議している最中で、現時点では決まっていない」と説明。アルピコ交通は「テナント契約が5月末でいったん切れるため、更新する契約の内容を現在協議している」(経営企画室)としている。

 県内のヨーカ堂の店舗はアリオ松本のほか、アリオ上田(上田市)とイトーヨーカドーの長野店(長野市)、南松本店(松本市)がある。

(2月28日)






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