富士通、3Q累計純利益322億円の黒字化 国内のシステム開発が大きく牽引 – ログミー

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経営成績(3Q)

塚野英博氏(以下、塚野) それでは、資料に沿いまして説明に入らせていただきます。3Q決算概要となります。
お手元のプレゼン資料をめくっていただきまして、スライド4ページの2016年度3Q連結業績の概要です。
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売上収益は1兆1,154億。514億の減収です。円高による減収影響は約600億。
為替を除く実ビジネスベースは、連結合計で若干の増収です。海外サービス、デバイスソリューションは減収。一方、国内サービス、ネットワーク、ユビキタスが増収です。
営業利益は373億。前年から232億の増益。
営業利益の下に括弧書きで内数表示している数字が、ビジネスモデル変革費用です。10月の経営方針説明会でコメントしました、欧州におけるデジタルサービスへのシフトに関する費用の一部、74億を3Qに計上しました。
ビジネスモデル変革費用を除いた、通常ビジネスベースで前年から131億の増益です。上期同様、ユビキタス、ネットワークが改善しています。
その下の税引前利益は、421億。当期利益203億と、前年から150億の増益。

経営成績(9ヶ月累計)

次に、ページが変わりまして、スライド5ページの9ヶ月累計の実績です。
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売上収益は3兆2,005億。円高の影響もあり、前年から2,076億の減収です。円高による減収影響は、このうち約1,850億です。
為替を除いた実ビジネスベースでは、海外サービス、デバイスソリューションの減収が大きく、国内サービス、ネットワークプロダクトの増収でカバーしきれず、若干の減収となりました。
営業利益は632億。前年から616億の増益。
ビジネスモデル変革費用を除いた通常ビジネスベースでは、ネットワーク、ユビキタスを中心に、前年から471億の増益です。
その下、税引前利益は681億。当期利益は322億。前年から429億の改善です。

事業別セグメント情報(3Q)

次に、スライド6ページの3Qのセグメント概要です。
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3Qの売上収益、営業利益の前年比のポイントをセグメント別に説明いたします。
上段の売上収益、表の右側の欄外に為替影響を除いた実ビジネスベースの売上増減率を記載しています。連結合計では、前年から1パーセントの増収です。
セグメント別の内訳です。テクノロジーソリューションは、1パーセントの増収。サービスが、海外を中心に減収となりましたが、国内は伸長し増収となりました。
ユビキタスソリューションは、モバイルウェアを中心に3パーセントの増収。デバイスソリューションは、LSIの所要減により4パーセントの減収です。
次に下段の営業利益。太枠の部分に内数で、ビジネスモデル変革費用の各セグメントの負担内訳を記載しています。3Qの74億は、サービスを中心とした費用負担です。
太枠の右側、前年比のアウトラインをコメントいたします。
テクノロジーソリューションは、前年から増益。ビジネスモデル変革費用を除いた通常ビジネスベースは、ネットワークを中心に増益です。
ユビキタスソリューションは、前年から大きく改善。コストダウンや費用の効率化を進めました。
デバイスソリューションは、前年から悪化。市況の悪化に加え、円高影響がありました。

事業別セグメント情報:テクノロジーソリューション(3Q)

次に、ページをめくっていただきまして、紙面の上段、スライドの7ページ、テクノロジーソリューションです。
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売上は7,645億。前年から4.5パーセントの減収。営業利益は506億。前年から156億の増益。
ビジネスモデル変革費用の負担は64億です。これを除いた通常ビジネスベースでは、前年から61億の増益。

事業別セグメント情報:サービス(3Q)

サブセグメント別に要因を説明していきます。スライド8ページのサービスです。
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売上は6,393億、前年から6.2パーセントの減収。
ソリューション/SIの売上が、2,507億。上期に引き続き、過去最高だった前年を上回り増収を継続しています。
金融分野は、大規模プロジェクトの開発ピークアウトによりやや低調ですが、製造業やサービス業に加え、通信キャリア向けなどの幅広い分野でカバーをしました。
インフラサービスの売上が、3,886億。為替影響も大きく受け、前年から12.6パーセントの減収です。
国内はアウトソーシングを中心に堅調。海外は為替の影響に加え、実ビジネスベースでも減収です。前年の公共系大型商談の売上に対する反動減をカバーできず、欧州を中心に減収です。
営業利益は350億。前年から52億の減益です。
この3Qのビジネスモデル変革費用の負担が58億。欧州でのデジタルサービスへのシフトに関連する費用の一部を、3Qから計上しました。
ビジネスモデル変革費用を除いた、通常ビジネスベースでは、前年から36億の減益。国内は増収効果により、SIビジネス、インフラサービスともに増益を確保していますが、海外は欧州の減収影響を中心に減益です。

事業別セグメント情報:システムプラットフォーム(3Q)

次に、ページが変わりまして、スライド9ページのシステムプラットフォームです。
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売上は1,252億。前年から5.5パーセントの増収。
システムプロダクトの売上が、547億。為替影響を中心に、前年から3.7パーセントの減収。
ネットワークプロダクトの売上が、704億。前年から14パーセントの増収です。上期に引き続き、国内通信キャリアの投資前倒しなどもあり、携帯電話基地局で前年から増加です。
北米は、通信キャリア向け新機種投入の切り替え時期にあたり、光伝送装置を中心に減収。新機種を確実に立ち上げるとともに、機器ビジネスからソフトウェア、サービスビジネスへのシフトと拡大を進めてまいります。
営業利益は156億。前年から209億の改善です。
この3Qのビジネスモデル変革費用の負担は5億。これを除いた通常ビジネスベースは、前年から98億の改善です。携帯電話基地局の増収効果により、ネットワークで大きく改善しています。

事業別セグメント情報:ユビキタスソリューション(3Q)

次に、スライド10ページのユビキタスソリューション。
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売上は2,596億。ほぼ前年並みです。
PC/携帯の売上が、1,554億。前年から4.5パーセントの減収。PCはほぼ前年並み。国内は、法人向けを中心に伸長し増収。一方、海外は、為替影響もあり減収です。携帯電話は前年から減収。スマートフォン市場の成長鈍化影響を受けました。
その下、モバイルウェアの売上が1,041億で8.1パーセントの増収。為替の影響を受けたものの、国内・北米向け需要が大きく伸長しています。
営業利益は96億。前年から107億の改善。すべてのビジネスで改善をしています。
PCは、前年からの改善要因が2つあります。1つ目は、開発費を中心とする費用の効率化。2つ目は、円高によるドル建購入部材のコストダウン効果も享受できました。
携帯電話につきましても、改善です。減収影響はありますが、コストダウン等の効率化を進めました。モバイルウェアは、増収効果により増益となりました。

事業別セグメント情報:デバイスソリューション(3Q)

次に、ページをめくっていただきまして、スライド11ページのデバイスソリューションです。
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売上は1,370億。前年から9.6パーセントの減収。
LSIの売上が、681億。前年から13パーセントの減収。スマートフォン向け製品の所要減に加え、円高の影響も受けました。
電子部品の売上が、692億。円高の影響を受け、前年から6.1パーセントの減収です。
営業利益は43億。前年から14億の減益です。LSIの減収影響に加え、円高の影響を受けました。
スマートフォン向けの所要の減少が底を打ち、回復の兆しが見え始めたことに加え、為替レートが直近は円安傾向となり、上期と比べると減益幅は縮小しました。
紙面にはありませんが、社内計画の進捗状況をコメントいたします。10月公表時の計画と比較すると、若干好転をしています。
為替の影響と実ビジネスに分けてコメントをしてまいります。
まず、為替の影響です。社内計画と比較すると、ドルに対してユーロ安、円安が進んだ影響が生じました。
テクノロジーソリューション、ユビキタスソリューションは下振れ。一方、デバイスソリューションは好転です。連結合計では、ユーロ、ドルの影響が大きく、2桁前半の下振れです。
次に、実ビジネスの状況です。好転は、ネットワーク、ユビキタス、ネットワーク、デバイスです。下振れは、海外サービス。
サービスにつきましては、新規商談の獲得が計画から遅れています。デジタルサービスのポートフォリオの絞込み、デリバリー体制構築に時間を要しています。
また、マーケット側でも、顧客のコストダウン要求が強くなり、商談の動きがスローになっている影響を受けました。
実ビジネスベースの連結合計は、億円ベースの2桁後半ですが好転です。

キャッシュ・フローの状況

次にスライドの12ページ、キャッシュ・フローです。
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9ヶ月累計の営業キャッシュ・フローは、942億のプラス。前年から611億の収入増。利益の増加が中心です。
投資キャッシュ・フローは、1,309億のマイナス。データセンター関連など、サービス分野への投資が中心です。
結果、フリー・キャッシュ・フローは、367億のマイナスです。

資産、負債、資本の状況

次に、ページが変わりましてスライド13ページの資産、負債、資本の状況です。
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純資産は9,462億、前年度末からは199億の増加。自己資本比率が、25.6パーセント。前年度末から1.3ポイントの好転。9ヶ月の利益の積み上げに加えまして、直近での株式市況の好転によるものです。

業績見通し

次に、ページをめくっていただきまして、スライドの15ページ、2016年度の年間の業績見通しです。
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まず下の表、予想の前提となる為替レートです。ユーロ/ドルのクロス・レートを1.05に変更しています。
上の表が業績見通しです。3Qでの為替変動影響、4Qのユーロ・ドルの変更のよる悪化要因がありますが、本業の好転要因を見込み、前回計画から変更いたしません。
結果ですが、売上収益4兆5,000億、営業利益1,200億、当期利益850億と、いずれも据え置きです。
連結合計に変更はありませんが、セグメント別ではプラスマイナスがあります。ビジネスモデル変革費用についても、一部セグメント間の組み換えを実施しています。

業績見通し(セグメント別)

スライドの16ページのセグメント別の一覧表になりますが、ここではビジネスモデル変革費用の計上について補足をいたします。
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10月予想比に内訳を記載していますが、「その他/消去又は全社」に含めている、ビジネスモデル変革費用450億のうち、3Qに計上した約70億をセグメント別に展開しました。テクノロジーソリューションのサービスに60億、ユビキタスソリューションに10億、それぞれ織り込んでいます。
10月にコメントしましたとおり、欧州の費用は300億弱で計画をしています。最終的な詰めを現在行っている段階であり、4Q分については「その他/消去又は全社」に据え置いています
実ビジネスの動向とあわせて、セグメントごとに変更内容を補足してまいります。

事業別セグメント情報:サービス(予想)

次に、スライドの18ページ、サービスです。
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売上は2兆5,900億。欧州の売上を400億減額しました。
営業利益は1,820億。130億の減額。
ビジネスモデル変革費用の組み換えがマイナス60億。為替の影響マイナス20億を含めた、通常ビジネスベースで、マイナス70億です。
現在、欧州ではデジタルサービスを立ち上げている段階にあります。今後、確実にビジネスを立ち上げると同時に、ビジネスモデル変革による事業基盤の強化を図り、来年度以降に効果を出していきたいと考えています。

事業別セグメント情報:システムプラットフォーム(予想)

次に、ページをめくっていただきまして、スライド19ページのシステムプラットフォームです。
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売上は、前回予想どおり5,100億。営業利益は480億。20億の減額です。システムプロダクトで、為替の変更影響マイナス20億を織り込みました。
ネットワークの3Qは、計画から増加していますが、前倒し中心と見ています。4Qにもう一段の所要上積みを期待していますが、現時点では年間計画は変更いたしません。

事業別セグメント情報:ユビキタスソリューション(予想)

次に、スライドの20ページ、ユビキタスソリューションです。
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売上は1兆150億。300億の増額。
携帯電話で50億の増額です。スマートフォンを手堅く見ていましたが、計画から増額できる見込みが立ちました。
モバイルウェアで250億を増額。好調な実績を反映いたしました。
営業利益は210億。変更はありません。
ビジネスモデル変革費用の組み替えがマイナス10億。これを除いた通常ビジネスベースで10億増額し、カバーです。
内訳としまして、為替の影響で50億のマイナス。一方、売上の増額影響、PC/携帯の費用効率化を進め60億のプラスです。差し引きが10億のプラスになります。
4Qの計画比につきましては、3Qまでの実績と比較して、保守的な水準としています。
要因は3つございます。1つ目が、Windows7の販売終息通知の関係で、法人需要が上期に前進していること。2つ目が、部材調達価格がドルベースで上昇し始めていること。3つ目が、新機種投入を中心に、開発費負担が増加すること。一部不透明な要素を含んでいますが、これら懸念事項を反映した計画としています。

事業別セグメント情報:デバイスソリューション(予想)

次に、ページが変わって、スライド21ページのデバイスソリューションです。
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売上は5,500億で変更はございません。営業利益は60億の黒字となり70億の増額。
3Qでの為替影響がプラス20億程度あります。所要の減少が3Qで底を打ち、回復基調が見えてきたため、4Qに織り込んでいました所要減に対するリスクを取り除きました。
ご説明は以上となります。

  






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