イノベーションに必要なのは「クラウド・悪い仲間・出島」–アクセンチュア – ZDNet Japan

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 アクセンチュアは2月20日、「クラウドによるイノベーションの実現」と題した、企業の情報システムの導入・運用関係者を対象としたセミナーを開催した。本記事では、当日のプログラムの中から「Cloud as Innovation Enabler For Enterprises」「先読みしづらい時代におけるITリーダーの役割」「ビジネスにおけるイノベーションのトリガーとは?」の3つの発表についてレポートをする。

今や「クラウドは必須」に


Aman Neil Dokania氏

 アクセンチュア オペレーションズ本部 マネジング・ディレクター/クラウド アジア・パシフィック統括のAman Neil Dokania氏による「Cloud as Innovation Enabler For Enterprises」では、クラウドが事業のあり方をいかに変えていくのかについて、事例を交えた紹介が行われた。

 モノよりもサービスが重要視される現代では、企業はプラットフォームを利用して消費者と中長期的な関係を結ぶ必要があるという。その例として、スターバックスによる優良顧客を優遇する「ロイヤリティープログラム」がフィジカルとデジタルの架け橋となっていることや、Coopスーパーマーケットでの、来店者へのインタラクティブな体験の提供などを紹介した。

 企業にクラウド化を促す要因は、「コスト削減」、既存アプリのサポート修了などの「End of Life」、新商品の市場への投資を短縮化する「アジリティ」、「イノベーションによる破壊」があるという。これらを背景に、今や「クラウドは必須」になっているとのこと。

クラウド化への道のりを新たに

 アプリケーション、プラットフォーム、インフラを統合したクラウドプラットフォームによって、デジタル、アナリティクス、モビリティ、IoTのケイパビリティを最大活用することが、IaaSに至る方法であるという。

 その上で、効果的なクラウド戦略を作るための包括的アプローチとしてDokania氏は「クラウド戦略スコープ」を紹介。クラウドのコンポーネント要素を前倒しで考えることで、最適なクラウドデジタルでの優位性を確保できるという。クライアントへの「価値戦略」、移行を成功させるための「アプリケーション戦略」、開発運用チームでのツールやプロセスに移行がもたらす影響を特定する「DevOps」、将来的な「運用モデル戦略」、安全なリソース利用のための「セキュリティ戦略」、パブリック及びプライベートクラウドのシームレスな活用に必要な「ハイブリッド戦略」、ビジネスニーズへの効果的な対応を実現する「サービス戦略」の7つが重要な分野になるとのこと。

 「最大の課題はセキュリティではありません。人、プロセス、組織をどうクラウド仕様にしていくかです。クラウドの運用モデルとして、全体の流れを考えることが重要になります」

 最後は、クラウドでの先進的な事例として、イギリス・オーストラリアの鉱業会社Rio Tintoの例を取り上げた。マイクロソフトAzureへの集約化でERP、情報管理システム、アプリケーションプラットフォームを近代化し、アプリとインフラの整備やアップデートも視野に入れた。結果、業務プロセスの強化とコスト柔軟性の向上、インフラ価格の低下によるコスト削減、コモディティサイクルの効率化を実現したとのことだ。






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