テストは20万時間、東京五輪ITシステムの舞台裏 – 日経テクノロジーオンライン

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 あと3年に迫った2020年の東京オリンピック・パラリンピック(東京五輪)。東京五輪の大会運営を支えるシステムの構築プロジェクトは2016年から始まっている。現在は設計段階だ。

 東京五輪向けのシステムは、ボランティアを管理するポータル、選手や報道機関などの関係者の管理システム、そして競技結果を0.5秒以内に配信するシステムなど多岐にわたる。

 これらのシステムの構築プロジェクトを率いるのが、フランスに本社を置くITベンダーAtos(アトス)だ。AtosはIOC(国際オリンピック委員会)と最上位となる「トップ(The Olympic Partner)」契約を「IT」カテゴリーで結び、2002年から夏季、冬季の五輪向けシステム構築を率いている。

 2020年の東京大会ではAtosの傘下で、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(組織委員会)と契約を結ぶ、NTTグループ、NEC、富士通などのITベンダーがシステム構築プロジェクトに参加する。

 2020年7月の東京五輪開催まであと3年となった今「不具合も稼働の遅れも許されない」という五輪向けシステム構築プロジェクトはどのように進むのか。不具合を出さず、遅れないためのプロジェクトのポイントは何なのか。

 欧州Atosで東京五輪向けシステム構築プロジェクトを率いるセイレッシュ・チョーハン氏にプロジェクトマネジメントのポイントを聞いた。


 東京五輪に向けたシステム構築プロジェクトで最も難しい点は何ですか。

 オリンピックに向けたシステム構築プロジェクトにとって、最も重要なことは時間です。東京五輪は2020年7月24日に開会式を開催することが決まっています。この日に遅れるわけにはいかないのです。これが通常の企業向けのシステム構築とは最も異なる点です。

写真●欧州Atosで東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会 チーフインテグレーター代理を務めるセイレッシュ・チョーハン氏

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 企業向けシステムの構築プロジェクトでは、数日遅れても問題ない場合があります。しかしオリンピックは開会式の日が決まっており、その日よりも前に絶対にシステムを稼働できる状態にしておかなければなりません。

 オリンピック向けのプロジェクトを他のプロジェクトと区別するための要素は時間なのです。絶対に遅れることは許されません。

 プロジェクトが遅延しないためのポイントは何ですか。

 まずはスケジュール上の重要なマイルストーンを特定することです。主要なすべてのサービスについて、スケジュール上のマイルストーンを特定する必要があります。






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