マーケティングの優等生と言われたハーレーダビッドソンが苦境に? – BUSINESS INSIDER JAPAN

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ハーレーダビッドソンのオートバイ

ミレニアル世代はオートバイにほとんど興味がないと専門家は述べる。

Harley Davidson Facebook Page

世界を代表するオートバイブランドの1つであるハーレーダビッドソンが苦しんでいる。

投資機関アライアンス・バーンスタインは7月12日水曜日(現地時間)、ハーレーダビッドソンを「 アウトパフォーム 」から「マーケットパフォーム」に格下げしたことを投資家に向けた文書で伝えた。CNBCのトーマス・フランク氏(Thomas Franck)が報じた。

米国の大型オードバイ市場の半分を占めるハーレーダビッドソンのオートバイだが、その売り上げは2015年から2016年かけて1.6%、米国では3.9%減少した。

出荷台数は26万2221台で、事前予測の26万4000台~26万9000台を下回った。

ハーレーダビッドソンの業績縮小の主な原因はミレニアル世代にあるとアライアンス・バーンスタインは分析する。

アライアンス・バーンスタインのアナリスト、デイビッド・ベッケル(David Beckel)氏は「我々のデータによると、ジェネレーションY(ミレニアル世代の別名)の中の若い層のオートバイ購入率はその上の世代よりもはるかに低い。ジェネレーションY世代の年齢がオートバイライダーの主力をなす『プレ・ファミリー』期にさしかかっている一方、ベビーブーマー世代(ミレニアル世代より2つ上の世代)がオートバイを引退する年齢に突入している」と指摘した。

ミレニアル世代の人口はベビーブーマー世代を抜いて、米国で最大となった。以前にも報じたように、ミレニアル世代に該当する18歳から35歳の消費者は不況下で成長しており、その環境が消費行動に大きく影響している。

モルガン・スタンレーのアナリスト、キンバリー・グリーンバーガー(Kimberly Greenberger)氏はBusiness Insiderに「直近の大不況によって、我々は大きなトラウマを負ってしまった。この不況によって5世帯に1世帯が深刻な打撃を受けたと言われている。そのような家庭で育った子どもたちのこと、長期化した大不況が人々に与えた影響を考えると、ミレニアル世代の消費行動が完全に変わってしまうのは無理もない」と述べた。

[原文:Millennials could be a problem for America’s most iconic motorcycle brand]

(翻訳:Satoru Sasozaki)






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