中国「半導体自給」加速化…2年後にメモリー供給過剰が懸念される(2) – 中央日報

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  このような政策と投資は相当な成果を上げている。システム半導体の分野で中国企業2社がが世界20位入りを果たし、ファウンドリー分野でも2社が世界10位にランクインした。また、システム半導体の設計を手がけるファブレス企業も2015年736社から2016年1362社に急激に増えた。この企業の売り上げは177億ドルで世界市場の11%を占めており、米国・台湾に続く世界3位の水準だ。このような量的成長はモノのインターネット・自動運転自動車・拡張現実(AR)とバーチャルリアリティ(VR)など新産業の成長の可能性を予想し、情報技術(IT)の主導権を握るための戦略的投資による結果だ。

  研究開発の人材も急速に増加している。上位20位のシステム半導体企業の人材は計2万人で、韓国全体のシステム半導体企業の従事者の約4倍だ。2014年には100人以上の人材を保有した中国のファブレス企業は328社であり、500~1000人規模の人材を保有した中堅企業も42社に達することが分かった。今年上半期を基準に韓国全体のファブレス企業が200社に及んでいないということを考えると、規模の差が実感できる。

  技術格差を縮めるための努力として中国は周辺国から半導体分野の実務経験を備えた優秀な人材を大勢起用している。このような人材はサムスン電子とSKハイニックスなど韓国企業と、マイクロン・テクノロジや華亜科技(イノテラ・メモリーズ)など海外企業で長い間半導体設計および生産経験とノウハウを蓄積し、中国の半導体の研究開発人材の質的成長に寄与しているのが現状だ。

  半導体産業は設計だけでなく、製造分野でも素子・材料・工程・装備・パッケージ・テストなど多様な関連産業が存在している。その産業の規模も非常に大きい。このような半導体産業のエコシステムを理解している中国政府は、半導体分野に関する政策と投資をファンドリー領域に拡大させている。2000年以降、中央政府と地方政府の合作支援でSMIC、華虹半導体などファンドリー専門会社を育成してきた。特に、SMICは2015年28ナノ工程を活用してクアルコムの携帯電話プロセッサを量産した底力のある会社だ。2020年には14ナノFinFET技術を活用した半導体製品を量産すると発表した。たとえ今は韓国と台湾に比べて4~5年程度の技術格差を見せているが、2020年以降はその格差がかなり縮められるものと見らえる。

  中国の半導体投資が恐ろしいのは供給過剰のためだ。この速度なら2019年以降全世界市場にメモリー半導体の供給が過剰になる可能性があるという懸念の声が出ている。これは韓国半導体企業の収益性減少につながる可能性が大きい。たとえ中国企業が韓国の半導体技術に追いつくには多少の時間がかかるとしても、メモリー半導体市場の一部が中国企業に食い込まれる状況は避け難い。IT製品には様々な価格と性能のメモリー半導体製品が搭載されるためだ。

  昨年下半期から始まった半導体市場の好況により、韓国半導体会社は優秀な成果を出している。だが、中国の恐ろしい追撃を考えると、緊張を緩められない時点だ。韓国半導体企業がメモリー半導体分野における市場の主導権を維持できるように企業・政府・大学が緊密に連携しなければならない。また、第4次産業革命時代のIT革新を導いて行くシステム半導体分野にもより多くの投資と関心が必要だ。

  ソン・ヨンホ/漢陽(ハンヤン)大融合電子工学部教授

中国「半導体自給」加速化…2年後にメモリー供給過剰が懸念される(1)






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