45万人超が国外に駐留、世界各地に展開する米軍の最新状況 – BUSINESS INSIDER JAPAN

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米軍は、イラク、シリア、アフガニスタンといった世界の紛争地帯に兵士を派遣している。

米兵

Tech. Sgt. Jeremy T. Lock/US Air Force

陸軍の主な展開先がこちら。

米陸軍の主要展開地域

Skye Gould/Business Insider

アフガニスタンには約8400人の米兵が駐留、その大半は陸軍の兵士だ。彼らはNATOの「確固たる支援任務(Resolute Support Mission)」に参加している。これは、タリバンやその他のテロリスト・ネットワークと戦うアフガニスタンの治安部隊に対する訓練や助言、支援の提供を目的とするものだ。

ところが最近になって、アフガニスタンの駐留米兵の数は、実際には約1万2000人だと報じられた。米国防総省は8月30日(現地時間)、同国に駐留する米兵の数は約1万1000人だと公表している

また、イラクではIS(イスラム国)の掃討を目指す「生来の決意作戦(Operation Inherent Resolve)」に、約40006000の米兵が参加している。イラクへの派遣上限は5262人とされているが、実際の数字はここしばらくその上限を上回り続けている。これは司令官が短期的もしくは「非永続的」な任務として、モスルに陸軍第82空挺師団を派遣するなどしているためだ。

シリアには「生来の決意作戦」の支援のため、特殊作戦部隊500人とレンジャー部隊250人が駐留している。国防総省は1000人の増派を検討している。

しかし、バズフィード・ニュースの最近の報道によると、シリアにも実際は約2000人の米兵が派遣されており、約850人(海兵隊含む)というこれまで考えられてきた数字を上回る。

クウェートでは、約1万5000人がキャンプ・アリフジャン(Camp Arifjan)やアハマド・アル・ジャービル(Ahmed Al Jaber)空軍基地、アリ・アル・サーレム(Ali Al Salem)空軍基地に展開している。2016年末には、陸軍第1騎兵師団の第3旅団戦闘団(BCT)から約3800人がクウェートに派遣された。

ポーランドには、陸軍第4歩兵師団の第3機甲旅団戦闘団(ABCT) の約3500人が駐留している。これはロシアによる侵攻の抑止を目的とした「大西洋の決意作戦(Operation Atlantic Resolve)」の一環で、ポーランド軍の訓練や安全保障を支援するものだ。ポーランド以外にもエストニア、ラトビア、リトアニア、ルーマニア、ブルガリア、ハンガリーなどに展開する。

ウクライナには、約250人のオクラホマ州兵が派遣され、ウクライナ軍の訓練を行っている。

ソマリアでは第101空挺師団に所属する約40人が、政府によるソマリア軍の訓練、テロリスト・グループ「アルシャバーブ」との戦いを支援している。

海軍の7つの艦隊のうち3つは、世界各地の潜在的な紛争地域もしくはその周辺に展開している。

海に飛び込む米兵

U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 2nd Class Josue L. Escobosa/Released

海軍の第6艦隊はジブラルタル海峡周辺に、第5艦隊はサウジアラビア近辺、第7艦隊は日本近海および太平洋に展開している。

米海軍の主要展開地域

Skye Gould/Business Insider

海軍第6艦隊には駆逐艦カーニー(Carney)、ロス(Ross)、ポーター(Porter)、ドナルド・クック(Donald Cook)が。第5艦隊にはイエメンの南の海域を巡回する強襲揚陸艦バターン(Bataan)やペルシャ湾に展開する空母ジョージ・H・W・ブッシュ(George H.W.Bush)が属している。

第7艦隊には空母ロナルド・レーガン(Ronald Reagan)とカール・ビンソン(Carl Vinson)、強襲揚陸艦ボノム・リシャール(Bonhomme Richard)とマキン・アイランド(Makin Island)が属する。

第7艦隊では今年に入ってから、死傷者を出したものを含め事故が相次いでおり、8月下旬にはジョセフ・アーコイン司令官が解任され、太平洋艦隊副司令官だったフィリップ・ソーヤー中将がその後任に就任した

海兵隊は、ISの掃討を支援するため、世界各地に展開している。一部はロシア周辺の安全保障を支援する。

海兵隊

US Marine Corps

主な海兵隊の展開先はこちら。

米海兵隊の主要展開地域

Skye Gould/Business Insider

シリアでは約400人の海兵隊員が「生来の決意作戦」に、アフガニスタンでは300人が「確固たる支援任務」に参加している。

南スーダンでは、約40人がアメリカ大使館の警備を行っている。

ロシアと国境を接するノルウェーでは、アメリカとの政府間合意に基づき、約300人の海兵隊員が冬季訓練と国境強化のために派遣されている。

空軍は世界各地の基地に展開しているが、直近ではブルガリアとエストニアにF-35戦闘機を2機ずつ派遣した。

米空軍兵士

US Air Force/Osakabe Yasuo

主な空軍の展開先がこちら。

米空軍の主要展開地域

Skye Gould/Business Insider

ブルガリアにF-35戦闘機2機が配備されたのは今年4月のこと。目的は、訓練と「アメリカの同盟国およびパートナー国に対し、当該地域の永続的な平和と安定に取り組むアメリカの献身を再確認すること」だ。また、ヨーロッパには最近、2機のF-35が配備されており、欧州安心供与イニシアティブ(ERI)の一環として、複数のNATO加盟国に派遣される予定だ。

その他、中東には400人が「生来の決意作戦」支援のため、配備されている

韓国には、12機のF-16戦闘機が「地域の安全と安定への脅威に対する抑止力を維持する」ために配備されている。爆撃機B-1、B-2、B-52も複数展開している。

そして、これが米軍全体の海外展開状況をまとめたものだ。米太平洋軍には約6万9300人、米中央軍には4万1990人、米欧州軍には3万4520人、米アフリカ軍には9150人がそれぞれ配属されている。

米軍全体の海外展開状況

Skye Gould/Business Insider

ここまで、世界各地の主な展開先を紹介してきたが、これが全てではない。以前からある基地や演習地など、地図に含めなかった場所もある。

主な展開先を表にまとめたのがこちら。

米軍全体の展開先(表)

Skye Gould/Business Insider

この他、いくつかの主要部隊が、紛争地帯における活動支援のために配備されている。

例えばカタールには、数千人(主に空軍)が駐留。同国のアル・ウデイド(Al Udeid)空軍基地には、アメリカ統合航空作戦センター(CAOC)が置かれている。

また、ヨルダンには隣国シリアが戦争状態にあることから、兵士1500人とF-16の飛行中隊1隊、パトリオットミサイルの発射台1基、M142高機動ロケット砲(HIMARS)配備されている。

バーレーンには、海軍を中心に約7000人の米兵が駐留し、海軍第5艦隊の司令部が置かれている。また、同国シェイク・イーサ(Shaykh Isa)空軍基地にも、多数駐留しており、戦闘機F-16やF/A-18、P-3哨戒機が配備されている。

サウジアラビアのエスカン・ビレッジ(Eskan Villege)空軍基地には、第379航空遠征航空団(AEW)の一部が駐留している。また、海軍第5艦隊も、同国海域を巡回している。






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