第3四半期ユーロ圏GDP改定値、前年比+2.5% 米国上回る – ロイター

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[ブリュッセル 14日 ロイター] – 欧州連合(EU)統計局が発表した第3・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)改定値は前期比0.6%増と、速報値と一致した。前年比では2.5%増となり、これまでユーロ圏より速いペースで成長していた米国の2.3%増を上回った。

第3・四半期のユーロ圏経済はドイツがけん引。これまで低調だったイタリアなどで回復の兆しが出ていることも押し上げ要因となった。

INGのエコノミスト、バート・コリーン氏は「労働市場の堅調な回復、輸出市場の回復、緩和的な金融政策スタンス、融資条件の改善、緩やかな物価上昇などがユーロ圏経済に対する追い風となっている」と指摘。「こうしたことを背景にユーロ圏経済の成長率は2017年は07年以来最も高くなる可能性があり、ユーロ圏経済の成長率は米国と英国の双方を超える公算が大きい」と述べた。ユーロ圏経済の07年の成長率は3.0%だった。

第3・四半期はユーロ圏最大の経済規模を持つドイツが好調だった。ドイツ連邦統計庁が発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)速報値(季節調整済み)は前期比0.8%増と、伸びは前期の0.6%から加速。輸出と投資が好調だったことでエコノミスト予想の0.6%も上回った。

前年比(調整前)では2.3%増と、予想と一致。日数調整済みでは前年比2.8%増と、前期の2.3%増から加速し、14年初め以来の高い伸びとなった。

ユーロ圏第2位の経済規模を持つフランスの第3・四半期の成長率は前期比0.5%、前年比2.2%。イタリアは前期比0.5%、前年比1.8%と、輸出と内需の双方が好調だったことで予想を上回った。

第5位の経済規模を持つオランダの成長率は前期比0.4%。前四半期は1.5%伸びており、今年の成長率は3.3%と07年以来最も高くなる公算が大きくなっている。

このほかユーロ圏統計局が発表した9月のユーロ圏鉱工業生産は前年比3.3%増となり、予想の3.2%増を上回った。

前出のINGのコリーン氏は製造業部門の新規受注が8月に大幅に増加したことなどを挙げ、第4・四半期も堅調に推移すると予想。「われわれは2017年の成長率は2.3%になるとみているが、こうした予想は低過ぎる可能性がある」としている。

欧州中央銀行(ECB)は前月の理事会で年明けから資産買い入れ規模を半減させることを決定。ユーロ圏経済が力強さを増していることはECBのこうした決定を裏付けることになる。




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