出光新社長「脱・汎用品で事業構造を変える」 – 日本経済新聞

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 出光興産の次期社長である木藤俊一副社長(61)と、月岡隆社長(66)は14日、都内で記者会見を開いた。主な一問一答は以下の通り。

記者会見で握手する、出光興産の次期社長になる木藤俊一副社長(左)と次期会長の月岡隆社長(14日午後、東京都千代田区)

 木藤氏「『次の出光』への問題意識として3点ある。まず成長戦略の中心になるのは、潤滑油や電子材料などの高機能材だ。2030年までに事業利益を倍増させ、コモディティー(汎用品)に依存していた構造を変える」

 「2点目に国内の販売網のパートナーシップを更に強化する。3点目はESG(環境、社会、企業統治)に関しての経営戦略を立案し、実行する。化石燃料を主力にしている企業が社会的責任への答えを出すことは喫緊の課題だ」

 ――月岡氏は社長在任中に昭和シェル石油との統合を実現できませんでした。

 月岡氏「業界の構造的問題を解決しなければならないと両社の統合を決断し、行動に出てから3年弱。いまだ道半ばだ。実現できなかったのは残念で仕方ない」

 「ただ、段階ごとに成果は出ている。今回新たな経営計画を作るのを節目に、役割分担を明確にするために、社長業務を木藤新社長に任せる。私は統合に責任を持つ」

 ――統合までのステップはどこまで進みましたか。

 月岡氏「社員の交流も始まっており、役員レベルの交流まできた。実質的には8合目まできていると思う。後は資本関係での統合をどうするかだ。グループとしては、ほとんど統合に近いところまでたどり着いた」

 ――創業家はなぜ統合反対を続けているのでしょうか。

 月岡氏「私も不思議だ。反対する理由を一つひとつクリアするように行動している。やってきたことを整理して話し合う機会を設けたい。事務所の統合や役員の交流などの成果を見せれば理解は得られるはずだ」

 ――木藤氏の経営統合への向き合い方は。

 木藤氏「業界再編の成果があがっていることは事実で、自信を持って進めていく。かなりの人から理解や支援を頂いていると実感している。統合のシナジーが出ることは大株主にとっても間違いなく良いこと。そこを実践していく」






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