GoProの360度カメラFusion、最大のウリ“オーバーキャプチャ”とは … – ニコニコニュース

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2月9日、 GoProは360度カメラ「Fusion」のメディア向け体験会を行いました。「Fusion」は最大5.2Kの高解像度撮影ができ、アクションカメラとしても使用可能な高性能のスタビライゼーションも搭載されていることが特徴です。

「Fusion」の発売時期は2018年4月頃に量販店での販売を計画しているとのこと。すでにGoProの公式ECサイトから購入可能で、税込88,000円で販売されています。なお、GoProは量販店での国内販売価格が必ずしも公式サイトと同じ価格になる訳ではなく、価格は未定と説明しました。

「Fusion」の主なスペックなどは下記の通りです。

・解像度:5.2K @30fps, 3K@60fps
・有効画素数:18MP
・GoPro Appでの撮影編集可能
・OverCapture機能搭載(360度のVR動画から通常の画角の動画として切り出す)
・スタビライゼーション
・360度録音(マイク穴×4個)
・5m防水
・既存のGoProマウントとの互換性
・ボイスコントロール(日本語対応)
・GPS搭載
・加速度計搭載
・ジャイロスコープ搭載
・WiFi Bluetoothによるリモートコントロール/データ転送

Fusionのプレゼンテーションでは「Relive reality」と同製品のキャッチコピーも紹介。そしてプレゼンテーションの中で、Fusionの特徴として最も強調されたのが、360度動画を固定の画角で通常の動画に切り出しする“OverCapture”(オーバーキャプチャ)についてでした。

(GoPro バイスプレジデントのリック・ローアリー氏。日本には素晴らしいコンテンツクリエイターが多く、Fusionの日本発売を楽しみにしていると話しました)

GoProの社員番号13番の「古株」と自己紹介をしたリック・ローアリー氏は、Fusionのことを「(通常の)シングルレンズのカメラでは撮影不可能なクリエイティブを可能にするカメラだ」と紹介。同社トレーニングスペシャリストのスーホー・リー氏も「最大の強みは“OverCapture”」と説明し、“OverCapture”を使えば誰でもスマートフォンアプリでフルHDの動画を作れることを強調しました。

https://www.youtube.com/watch?v=9G-5KtDmiEM

また、スマートフォンとの連携は、既存のGoProアプリで撮影とOverCaptureを含めた編集、SNSへのシェアまで可能。既存のGoProユーザーがFusionを使用するとしても、複数のアプリを使い分ける必要がないのは便利と言えます。

PCの編集ソフト「Fusion Studio」も無料で利用できますが、これはあくまで簡易な編集やスティッチング用のソフトとなるようです。PCで高度な編集やOverCapture機能による編集をする場合は、Adobe Premiere Pro、AfterEffectとGoPro VR Pluginの組み合わせで編集することを推奨しました。

(Go Proのトレーニングスペシャリストのスーホー・リー氏)

リー氏は「ジンバル並みに安定したスタビライゼーション」と語り、Fusionで歩きながら撮影した動画を紹介しました。説明の通り、強い補正が効いたブレの少ない映像となっていました。Fusionの360度アクションカメラというポジショニングは、360度カメラ市場を先行するRICOH THETAシリーズとの大きな違いと言えそうです。

(Fusionの特徴的な性能と機能の一覧。アクションカメラらしい機能が揃っています)

(カメラモードは「タイムラプス」「ナイトラプス」「連写」「シングルフォト」「ナイトフォト」の5つのモードを搭載。マニュアル撮影も可能でISOは100〜800で調整可能。シャッタースピード最大30秒での撮影も可能で星空の夜景を360度撮影もできます)

注意点としてはmicro SDカードが2枚必要な点、水中での撮影は光の屈折率の問題でスティッチングズレが起きてしまう点、現時点でライブストリーミングに未対応な点が挙げられます。リー氏は「水中での撮影は推奨しない」と説明しました。防水機能はサーフボードなどのマリンスポーツや降雪、雨天時の野外撮影で使用することを目的にした機能と言えるでしょう。またFusion用の防水ハウジングについては今のところ発売は未定とのことです。

(ゲストのCGクリエイターの普光江新氏)

「GoPro Award」受賞者でCGクリエイターの普光江新氏は、Fusionを使用した感想を「カメラ角度やフレーミングのミスを気にしなくて良くなった。捨てカットがなくなった」と話しました。同氏はFusionをGoProのアクションカメラ「HERO」シリーズと比べ、「音が良い。アクションカメラのGoPro HEROはアタッチメントによってはマイクが塞がれて録音ミスすることもあるが、Fusionは4つのマイクがあるので、録音で失敗することもなくなった。2ヶ月程使用してみたが、音割れすることもほとんどなく、長時間の撮影でも熱処理落ちすることなく動作は安定していました」と高く評価。360度カメラで標準のマイクが高品質かつ360度録音できるのは大きな特徴です。

(三脚にもなる自撮り棒が付属。またFusionで撮影するとカメラ真下の自撮り棒を消す処理が施されるので、ドローンで近距離撮影したようなコンテンツが作れます)

(Fusionを横から見た写真。microSDカードとバッテリーは取り外し可能。連続撮影時間は75分とのこと)

(Fusionを上から見るとレンズの位置がズレているのが分かります。カメラ本体の厚みは4cm程)

(Fusionのパッケージ表面は、5m防水の記載とカメラに水しぶきが当たる様子が描かれるなど、アクション性を強く打ち出しています)

Fusionのスペックと価格ではGarmin VIRB360と似ていますが、VIRB360との違いを質問したところ、GoProのカメラを含めた撮影編集アプリや編集ソフト、アタッチメントやコミュニティーなどのGoPro全体のエコシステムに利用、最適化されていることが他社製品との優位性になるとのこと。また、リー氏はVIRB360やTHETA Vと比べても性能や映像の美しさ、機能などのカメラの完成度では大きな自信を持っていると筆者に力強く答えました。

「360度カメラはVRのためのものではない」GoPro参入の理由をCEO語る―CES2018に見るトレンド第1回 | Mogura VR

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