LIBORに替わる米金利指標「前途多難」か-開始2週間でミス発覚 – ブルームバーグ

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ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)に替わるグローバルな金利指標として、米国で約2週間前に公表が始まった担保付翌日物調達金利(SOFR)に既に混乱が起きた。

  SOFRを公表するニューヨーク連銀は16日、2日から12日にかけて同金利を算出する際、誤って特定のレポ取引を含めてしまったと明らかにした。SOFRの裏付けとなるレポ取引の出来高が予想より大きいとの市場参加者からの指摘を受け、調べたところ分かったという。

  ニューヨーク連銀は誤ったデータの修正は行わないとしたものの、市場参加者はSOFRに厳しい目を向けている。結局、間違いなく設定されたのは16日公表された13日算出分のみ。LIBORは銀行が申告する金利を基に算出されるが、一部の銀行による操作が発覚し、段階的廃止が決まっている。SOFRは米国債を担保とする翌日物取引に基づく金利。

  ジェフリーズのマネーマーケット・エコノミスト、トーマス・サイモンズ氏は「非常に前途多難だろう」として、SOFRで起きたミスは「LIBORからの移行を急げばコストが高くなる可能性」を示していると述べた。その上で、「現段階での鍵は信頼にある。SOFRへの完全な信頼が必要だ」と付け加えた。

  移行プランの一環として、CMEグループは5月7日、月間と四半期ベースのSOFR先物をスタートさせる予定で、当局の審査待ち。奥行きのあるデリバティブ(金融派生商品)市場が発展すれば、当局は翌日物のみでなく、長期のSOFR参照金利を設定できるようになる。

原題:U.S. Libor Replacement, Two Weeks After Debut, Has Some Issues(抜粋)






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